INT関数とは?小数点以下の切り捨てを簡単に実行
エクセルやGoogleスプレッドシートを使っている際、「整数部分だけ欲しい!」という場面で便利に使える関数のひとつにINT関数があります。この関数は、指定した数値の小数点以下を切り捨て、整数部分だけを取り出してくれる非常に使い勝手の良いツールです。データ分析や計算の効率化に有効です。
例えば、セルに含まれる価格データの整数部分だけを取り出す際、いちいち手動で計算する手間を省くことができます。
📌INT関数の基本構文
=INT(数値)
この簡単な構文によって、どんな数値もすぐに整数部分を取得可能です。
🔍INT関数の使用例
- 単一セルの整数部分の取得
=INT(A1)
この場合、セルA1に含まれる数値の整数部分のみを取り出します。
- 計算結果の整数化
=INT(AVERAGE(B1:B5))
B1からB5までの平均を計算し、その結果を整数に切り捨てます。
- 四則演算の一部に使用
=INT((C1+D1) / 2)
C1とD1の合計を2で割った結果の整数部分を取得します。
🛠️INT関数を使うときの注意点
負の数の場合、INT関数は次の最小の整数に切り捨てます(例:-3.7は-4になります)。
小数点以下しかない数値(例:0.85)は0となります。
INT関数は小数部分を完全に無視します。四捨五入したいときは別の関数(ROUNDなど)を使用してください。
✅INT関数の活用アイデア
価格データの簡略化表示
ゲームスコアの整数化
分析データの概要表示
サイズや数量の整数単位分け
🧠まとめ
INT関数は、業務データの処理や個人のデータ整理において非常に便利なツールです。小数点以下を無視したい場面で活用することで、データを一層見やすく、扱いやすくします。
関数を初めて使う初心者でも容易に扱えるため、これを機に試してみましょう!
❓よくある質問(FAQ)
Q1. INT関数で負の数が意図しない整数になるのはなぜ?
A. 負の数の場合、次の最も小さい整数に切り捨てられる設計のため、-3.7は-4になります。
Q2. 非数値データを含むとどうなる?
A. 非数値データがセルにある場合、エラーになります。数値の確認をしてください。
Q3. INT関数でゼロが返されるのはなぜ?
A. 小数部分しかない場合や、0に近い場合、結果は0になります。
Q4. 他の関数と組み合わせて使える?
A. INT関数は他の関数(例:SUM、AVERAGE)と自由に組み合わせて使用できます。
Q5. 四捨五入には使えますか?
A. INT関数は切り捨てのみを行います。四捨五入にはROUND関数を使いましょう。
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