
品川駅周辺では、JR東日本と京浜急行電鉄(京急)を中心に、複数の大規模再開発プロジェクトが進行中です。これらの計画は、リニア中央新幹線の開業や高輪ゲートウェイ駅との連携を見据え、国際都市・東京の新たな玄関口としての機能強化を目的としています。以下に主要なプロジェクトの概要をまとめます。
🏗️ 品川駅北口再開発(JR東日本・京急)
- 北口改札の新設:高輪ゲートウェイ駅との接続を強化するため、品川駅に新たな北口改札が設置されます。これにより、両駅間の移動が直線的になり、利便性が向上します。
- 駅ビル整備:北口には地上28階建ての駅ビルが建設され、商業施設、オフィス、ホテル、駅施設などが入居予定です。
- スケジュール:
- 北口改札:2027年度完成予定
- 駅ビル:2030年度完成予定(再開発ニュース:東京中心の三大都市圏情報発信)
🏙️ 品川駅西口地区再開発(高輪三丁目)
- 超高層ビルの建設:品川駅西口(高輪口)に、地上約160m、延床面積約19万4,000㎡の超高層ビルが建設されます。
- 用途:オフィス、住宅、商業施設、MICE(国際会議場)、駐車場などが予定されています。
- ペデストリアンデッキ:品川駅と直結する歩行者デッキが設置され、駅へのアクセスが向上します。
- スケジュール:
- 着工:2024年度
- 竣工:2027年度
🚄 高輪ゲートウェイシティ(TAKANAWA GATEWAY CITY)
- 概要:JR東日本が高輪ゲートウェイ駅周辺で進める再開発プロジェクトで、オフィス、ホテル、商業施設などが入る複合施設群が整備されます。
- 進捗:一部施設はすでに開業しており、2025年までに順次完成予定です。
🛤️ 京急品川駅連続立体交差事業
- 概要:京急本線の泉岳寺駅から新馬場駅間(約1.7km)を高架化し、踏切を廃止することで交通の円滑化と安全性の向上を図ります。
- スケジュール:
- 着工:2025年度
- 完成:2036年度
これらの再開発プロジェクトにより、品川駅周辺は国際交流拠点としての機能を強化し、都市の魅力を高めることが期待されています。今後も進捗状況に注目が集まります。